新生「白鳳丸」慣熟航海

大幅改造で生まれ変わった「白鳳丸」の慣熟航海に乗船してきました

我が国を代表する研究船「白鳳丸」ですが、建造から30年を経過して老朽化が指摘されてました。新たな白鳳丸の建造はなかなか難しかったのですが、関係者の努力により、エンジン4台の交換やウインチの増設などの大改造が実現しました。これであと20年は活躍してくれそうです。エンジンを全交換したおかげで、スピードと静粛性がアップして、以前にも増して使い勝手が良さそうです。航走速度がアップすると、観測点までの到達時間が短くなり、その分長く滞在して観測することができますので、研究者にとっては重要です。見た目や内装はほとんど変わっていませんが、煙突に排気処理装置が付いたために四角い形となりました。鹿児島を出港して、東シナ海を南下しながら屋久島沖、沖縄本島沖で観測して、太平洋側に抜けてから琉球海溝で観測して再び鹿児島に戻りました。2/20から3/3までおよそ2週間の航海でした。

新生「白鳳丸」
ニスキン採水器から配水作業中
船内の研究で濾過作業
アッパーデッキに設置したエアロゾルサンプラーからフィルターを回収
ゾディアックで海表面マイクロ層のサンプリング
波に揺られながらサンプルが溜まるのを待つこと2時間余

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