JOSフットサルin京都

日本海洋学会の非公式イベントとして、第12回JOSフットサル大会が開催されました。今年は前例のない2回開催で、加えて過去おそらく最多の35名が参加するという盛況でした。夜には四条の居酒屋に移動して参加者同士の交流を深めて、大いに盛り上がりました。こうしたスポーツを通じての交流は楽しいですし、研究船などで共同で観測することの多い海洋学の研究活動には、特にプラスの相乗効果をもたらす面が大きいと感じます。

新メンバー歓迎BBQ

今年度も微生物グループに新しいメンバーとして、大学院修士4名、博士1名、ポスドク2名が加わりました。

各種ミーティングが通常モードに戻りつつある中、歓迎の研究室BBQを開催しました。新メンバーと共に、海洋微生物研究をさらに盛り上げていきます!

ぶどう狩り

研究室のお手軽イベントとして、日曜日にお隣の松戸市にある加藤農園さんにぶどう狩りに行ってきました。お天気にも恵まれ、研究室メンバーとその家族も含めて総勢17名での賑やかな小旅行でした。人気のシャインマスカットに加えて、オリンピックの年に作出されたオリンピアやブラックオリンピアという珍しい品種もあり、味の違いを楽しみつつ美味しくいただきました。最寄駅の横にボーリング場があったのですが、留学生のほとんどはやったことがないということで、午前中にぶどう狩りを終えてランチを食べた後は、予定外のボーリング大会となり図らずも充実した1日となりました。

 

令和3年度学位記授与式

今年度の学位記授与式がありました。新領域創成科学研究科(先端生命科学専攻)から中坪さんと黄さんが修士の学位を授与されました。コロナ禍の人数制限で安田講堂に入れなかったので、3人でお祝いのランチに行きました。

研究室送別会@柏の葉公園

キャンパスの隣の柏の葉公園にて、研究室メンバーの送別のランチ会をしました。桜はまだ一分咲きといったところでしたが、気持ちの良い天気で和やかに送別の歓談をすることができました。

東京大学グローバルインターンシッププログラム(UGIP)

9月24日(金)本郷キャンパスの鉄門記念講堂にて、ダイキン社と東大の協創活動の一環であるUGIPの成果発表会が開催されました。2年前の夏に視察に行った海外インターンシッププログラムですが、残念ながらコロナ禍のため2年連続で海外に行けず国内での実施となりました。昨年は単発のワークショップのみでしたが、今年は海外駐在社員とのオンラインミーティングなどを交えながら1ヶ月間かけてガッツリとダイキン社から提示された課題に取り組みました。サイエンスと同じく新しい価値を作るという点で、ビジネスの世界ではどうアプローチするのか興味深く勉強させていただきました。実生活との関わりの中でかつ国際情勢を踏まえながら多様な海外市場に対してどうアプローチするのかを考えるのは、サイエンスとは違った面白さがあるなあと感じました。来年は海外でのインターンシップが復活することを願います。余談ですが、高市早苗さんの自民党総裁選挙出馬会見やご著書の中で、実学重視の人材育成活動の好事例として、このプログラムを挙げられていました。日本の大学生の海外志向の弱さが指摘されている中で、同様の取り組みが広く展開されることを期待していますし、今後も微力ながら東京大学の活動をお手伝いできればと思います。

OceanDNAテック2021動画公開

6月30日に渋谷キューズで開催したイベント「OceanDNAテック2021」が、おかげさまで盛況のうちに終了しました。当日はオンラインと会場でのハイブリッド開催でしたが、時節柄か渋谷駅直結という便利な会場立地にも関わらず圧倒的にオンライン参加の多いイベントとなりました。事前登録は300名超で、実際の参加は270名ほどでした。この手のワークショップとしては、まずまずの集客ではなかったかと思います。大学関係は3割ほどで、民間企業や一般の方に多く参加いただいたようですので、自動化技術の社会実装を目指すワークショップとしては良いアピールができました。

さらに広くアピールするために、録画した動画を公開しました。こうした動画を簡単に公開できるのは、オンラインワークショップならではですね。社会実装に向けて、引き続き情報発信を続けていきます。

OceanDNAテック2021 参加登録開始!

研究プロジェクトの成果を、いかにして社会実装するか。新しいチャレンジが始まります。このイベントは,環境中での生物動態をモニタリングするツールとして急速に発展しつつある環境DNA 解析技術について,海洋環境での利用に必要な技術や実践例を企業,行政,学術等の多様な業界の皆さまに広く知っていただくことを目的としています。

イベントウェブサイト:http://ecosystem.aori.u-tokyo.ac.jp/OceanDNAtech/

渋谷QWSイベントサイト:https://shibuya-qws.com/oceandnatech2021

参加申込サイト:https://oceandnatech2021.peatix.com/

私たちの研究室では、環境中での微生物動態を解析するために、従来より海水のフィルターサンプルから抽出したDNAの解析を行ってきました。こうしたアプローチは1990年代に登場し、分子生物学的手法によって微生物の生態を研究する学問として、Molecular Microbial Ecology(分子微生物生態学)と呼ばれてきました。2000年代後半に次世代シーケンサーが登場すると、微生物群集が持つ全DNA配列を対象に網羅的にシーケンスして解析するメタゲノミクスへと発展しています。

次世代シーケンサーによるDNA配列決定の劇的な低コスト化と効率化によって、微生物だけでなく、環境中でのあらゆる生物動態をモニタリングするツールとして環境サンプル由来のDNA配列情報が利用できるようになってきました。環境中に存在する生物由来の細胞(水中では主に表皮からの剥離と糞便に由来)および微生物細胞から抽出回収されるDNAは「環境DNA」と呼ばれ、回収したDNAを解析することによって、現場に生息する生物種の特定や存在割合、多様性の把握に利用することができます。環境DNAによるモニタリングは生物個体そのものを採集しないため、サンプリングが容易でかつ野生生物に負荷の少ない利点があります。

私たちの研究室では、海洋研究開発機構や千葉県立中央博物館などと協力して、海洋における各種生物群(バクテリア,プランクトン,魚など)の動態をモニタリングできる現場型環境DNA自動分析装置と,その周辺技術の開発を行ってきました。これらの技術は、環境保全、環境影響評価、水産資源評価、下水における病原体検出、工場排水や大規模プラントの処理曹における有害微生物検出といった多様な応用展開が想定され、従来の環境調査や資源調査の枠組みを大きく変革すると共に、海洋生物モニタリングへの市民参加を可能とする技術としても注目されます。私たちが目指す社会実装のためには,当技術ニーズの掘り起こしや正確な把握,多様なステークホルダーとの協働体制を整備する必要があり、そのための活動の一環として今回のイベントを企画しました。

多くの方に参加いただけることを期待しています。

令和2年度学位記授与式

修士の学生2名の学位記授与式がありました。今年度はコロナ禍のため簡素な式典となりましたので、ささやかなお祝いをしました。野村さんは社会人として、Ghoshさんは博士課程での活躍を期待しています。おめでとう!

大学院生による研究ショーケース動画の公開

927日に開催した大学院進学希望者向けオンラインイベント「大気海洋研究所大学院生による研究ショーケース&ライブトーク」で使用した大学院生による研究ショーケースの動画を研究所のYoutubeチャンネル(YouTube:AORI channel )から公開しました。

「研究ショーケース」というのは、文字通り「研究を並べた陳列棚」のイメージで、研究内容を3分間に圧縮したプレゼンを順番に行うことで、短い時間に研究所での研究活動の全体像をつかむことができるようにしたものです。バラエティに富んだ分野を網羅していますので、進学希望者に限らずぜひ多くの方に見ていただければいいなと思います。