毘沙門イナダ

6月22日(金)の午後、東大農学部水産学科(現在は水圏生物科学専修・専攻)の同総会組織である紫水(しすい)会の総会と講演会がありました。東大水産系の学部もしくは大学院の卒業生は自動的に会員となり、大学に残っている同窓生によって運営されているため、毎年名簿や同窓会だよりを発行するなど良く組織されています。学生さんには、海外研修や国際学会発表時に、使途自由!の奨励金を給付する制度(檜山国際交流基金)もあります。今年の講演会は、一昨年に東大を退職され、現在は創価大学教授の古谷研先生による「海の恵み」のお話と、大気海洋研究所サッカー部OBで現在は(株)長井水産代表取締役社長の嘉山定晃さんによる「日本の鮮魚流通」のお話でした。今は「毘沙門イナダ」が旬だそうです。ぜひ食べてみたい。

退職記念祝賀会

5月26日(土)木暮先生の退職のお祝いを学士会館にて行いました。研究室のOBOG、現役学生、研究所やプロジェクトの関係の皆さまなどたくさんの方々に出席いただき、楽しい時間を過ごしました。記念品として、江戸切子のペアグラスを贈りました。購入した日本橋「華硝」さんによると、江戸切子を考案したガラス職人の加賀谷久兵衛(-1874)は、日本で最初に理化学実験用ガラス器具(ビーカーやらフラスコやら)を製造、販売した人物だそうです。今やペトリディッシュもガラス製からプラスチック製になってしまいましたが、ガラス器具は理系研究者なら誰もが使うものですので、木暮先生の退職をお祝いするのにピッタリな贈りものとなった気がします。