毎週木曜日の午前中は研究室ゼミの時間ですが、新たなメンバーを加えて今年度最初のゼミをやりました。いつもは、ランチを食べながらミーティングですが、本日は敷物とお弁当を持って隣の公園にお花見に行ってきました。お天気も良くて最高のお花見日和でした。みんな考えることは同じらしく、他の研究室でもたくさんお花見に繰り出していました。
学位記授与式
修士の学生2名、晴れて卒業の日を迎えることができました。社会人として活躍を期待しています。山口さん、李さんおめでとう!
コルシカ島 SOLAS Summer School
Shu-Kuan Wong was selected to join the 7th SOLAS Summer School at Corsica, France from 23rd July- 4th August 2018. This year’s summer school brought together 65 aspiring young scientists and early career researchers from 23 countries. The aim of the summer school is introduce the participants to skills and knowledge needed to study the air-sea interactions. Participants are exposed to lectures as well as workshops and laboratory experiments including sampling onboard the French research vessel, Tethys II, off the coast of Ajaccio. Participants also share their work through poster and oral presentations. She also presented her current work on microorganisms in the Sea Surface Microlayer and Sea Spray Aerosol during the school. The interactions with lecturers and other participants have provided her with a lot of new perspectives in the field of air-sea exchange.
Outdoor poster presentation session
French research vessel, Tethys II
Lab work on phytoplankton and zooplankton identification
View of the Mediterranean from the institute
Gordon Research Conference 2
前回Gordon Research Conferenceについて書きましたが、今回はその続きです。7月1日、日曜日の午後に現地に着いてホテルにチェックインすると、まずは夕食を食べながら参加者同士の顔合わせです。それからオープニングレクチャーに続く初日の講演が始まり夜の9時過ぎに終わりました。時差ボケで、半分寝てましたが….。翌日の月曜日から木曜日までの4日間は、午前中に招待講演とディスカッション、午後は自由時間、夕方4時すぎからポスターセッション、再び招待講演とディスカッション、夜8時から夕食といったハードなスケジュール。自由時間には、ホテルのプールやジムで勝手に過ごしてもいいし、毎日用意されているソーシャルアクティビティに参加することもできました。私は、せっかくの機会なので、近くにあるLuccaという中世の城郭都市へのツアーやワイナリーツアーに参加しました。さらに、これまでにも何度か開催されてきMarine MicrobiologyのGRCでは、水曜日の自由時間にはサッカーをするのが恒例になっているということで、もちろん参加して来ました。160人程度の参加者なので、大した人数は集まらないのではと思いきや、グランドに行ってみたら40人以上集まっていてビックリ。しかも、女性も10人近くいたのには文化の違いを感じました。昼間の炎天下でヘロヘロになりましたが、各国、老若男女入り混じってかなり楽しかったです。イギリス人の女の子がとても上手だったので、「いつもやってるの?」と聞いたら「このくらい普通でしょ」との返事が。
Gordon Research Conference
7月の第一週、Gordon Research Conferenceに初めて参加してきました。良い会議だと話は聞いていたのですが、これまでなかなか参加する機会がありませんでした。実際に参加してみると噂に違わない素晴らしい内容で、充実した楽しい一週間でした。
GRCは、アメリカの非営利団体、あるいはその団体が開催を支援する科学会議の名称で、自然科学の様々な分野についての年間300件以上のGRCが開催されています。今回私が参加したのは”Marine Microbiology“のGRCで、イタリアのピサ市からさらに車で1時間ほどのところにある山間のリゾートホテルで開催されました。通常の国際会議やシンポジウムと違うのは、特定のテーマについての一線級の研究者を招待し、若手、中堅研究者と一緒に、現在進行中の研究や未だ論文になっていない最新の研究結果について議論がなされる点で、米国や欧州の研究動向や今後のトレンドが見えてきます。若手研究者にとっては、関連分野の中心的な研究者と親しくなれる絶好の機会でもあります。このような会議を実現するため、GRCでは、非公開、比較的少人数(100-200人)、合宿形式、要旨集を作成しない、参加選考をする、参加者全員に発表させるといったユニークな会議ポリシーで運営されています。もちろん会議の内容をSNSに投稿することも禁止です。
私自身は、シニアな研究者の中に2−3人の知り合いがいるだけで、ほとんどは初対面の研究者ばかりでした。朝昼晩と三食をホテルで一緒に食事するので、ほぼ毎回名乗って握手してから食事開始といった感じで、最初はストレスですが、慣れると結構楽しくなります。ランチ後から夕方4時までは自由時間で、その間プールで泳いだり、サッカーしたり、観光したりといった感じで5日間を過ごすので、参加者同士でかなり親しくなることができます。ちょうどW杯の決勝トーナメント期間中でしたので、サッカー話も結構盛り上がりました。日本代表も決勝トーナメントに進んでベルギーと素晴らしい試合をしてくれましたので、日本代表に感謝です!惜敗した翌日はかなり慰められました。研究の世界でも人的なネットワークは何よりの財産です。例えば、論文掲載の可否は、同じ分野の研究者による相互査読によってが決まりますが、微妙な判断となった時に、著者が「知らない東洋人」か「GRCで一緒にサッカーした日本人」かで採否に影響することも十分にあり得ます。ただ、こうした実利を抜きにしても、様々な国とバックグランドを持つ同好の研究者と1週間を共に過ごす経験は、とてもエキサイティングで冒険心や探究心を大いに満たしてくれるものですので、自分の周辺の特に若手研究者には参加を強く勧めたいと思いました。次は2年後にイタリアかスイスでの開催となりそうです。
植松先生退職祝賀会
6月23日(土)は、本年3月に大気海洋研究所を退職された植松光夫先生のお祝い会がありました。飯田橋のお堀端にある素敵なレストランで、なんとお堀に浮かべた船上からの打ち上げ花火のサプライズ演出つき。大気ー海洋相互作用を中心とした地球化学がご専門の植松先生には、私たちのDMS研究やエアロゾル研究で随分とお世話になってきました。また、大気海洋研究所では国際連携研究センター長でしたので、数多くの国際的な研究交流活動を主導し、IOCの政府代表なども勤めておられました。一昨年にスクリプス海洋研究所との間で研究交流協定を更新した際には、実際の協定締結のプロセスを間近で拝見していろいろと勉強になりました。
植松先生の最終講義(2018.3.20)はこちら
毘沙門イナダ
6月22日(金)の午後、東大農学部水産学科(現在は水圏生物科学専修・専攻)の同総会組織である紫水(しすい)会の総会と講演会がありました。東大水産系の学部もしくは大学院の卒業生は自動的に会員となり、大学に残っている同窓生によって運営されているため、毎年名簿や同窓会だよりを発行するなど良く組織されています。学生さんには、海外研修や国際学会発表時に、使途自由!の奨励金を給付する制度(檜山国際交流基金)もあります。今年の講演会は、一昨年に東大を退職され、現在は創価大学教授の古谷研先生による「海の恵み」のお話と、大気海洋研究所サッカー部OBで現在は(株)長井水産代表取締役社長の嘉山定晃さんによる「日本の鮮魚流通」のお話でした。今は「毘沙門イナダ」が旬だそうです。ぜひ食べてみたい。
木暮先生最終講義ダイジェスト版
少し時間が経ってしまいましたが、3月20日(火)に大気海洋研究所で行われた最終講義のビデオがYouTubeのAORIチャンネルにアップされましたので、聞き逃した方、もう一度聞きたい方はぜひご覧ください。
New HP launching
長らく放置されていたHPをようやく更新しました。
退職記念祝賀会
5月26日(土)木暮先生の退職のお祝いを学士会館にて行いました。研究室のOBOG、現役学生、研究所やプロジェクトの関係の皆さまなどたくさんの方々に出席いただき、楽しい時間を過ごしました。記念品として、江戸切子のペアグラスを贈りました。購入した日本橋「華硝」さんによると、江戸切子を考案したガラ