東京大学の統合報告書IRxIR2019が面白い!

少し前になりますが、東京大学の統合報告書2019年版が公表されました。「報告書」と聞くと何やら堅苦しい感じがして、しかも「統合」が付くと、はなから聞き流してしまいそうですが……

さにあらず。読みものとしてかなり面白いです。東京大学がいったいどんな大学で、何を目指しているのか、情報量を極力抑えつつ要所が上手にまとめられていて、研究、教育だけでなく経営や財務情報も含めて大学全体の活動を俯瞰することができます。私がこの夏に視察に行った「グローバルインターンシップ」も紹介されています。実際に大学で行われている多様な教育研究活動について、これだけで網羅できるはずもありませんが、それでも誰かに「東京大学ってどんな大学」と聞かれたら、私はまずはこの報告書を渡します。受験生や在校生にもぜひ読んで欲しいと思います。「東大に入ろう、ここでもっと研究しよう」というモチベーションが上がるのではないかと思います。

招聘教授が来日

12/7から3ヶ月の予定で韓国の浦項にある韓東大学教授の都先生が滞在されています。都教授は、海洋微生物の分類、生態、生理活性物質生産に関する専門家で、特に海洋細菌の分離培養に関する豊富な知識と経験のある先生です。1989 ~ 1995年に大学院生として、旧海洋研究所でフグ毒産生細菌に関する学位研究をされました。その後も中野本所や大槌の国際沿岸海洋研究センターに客員教員として 滞在されています。今回の招聘では、フグ毒産生細菌に関する研究の未解明課題について議論しています。1/23には、大学院生などに向けて特別セミナー「フグ毒研究の流れと今後の展開に向けて」を行いました。

研究室新年会2020

1/17(金)に所内で新年会をやりました。都先生からの差し入れのキムチ鍋にチャンジャと韓国焼酎、ごちそうさまでした。